3月28日の日記

今日の2次会で一人、気になる人がいた
彼と僕は中学が一緒
新郎と彼は小学校が一緒
新郎と僕は高校、大学が一緒と
分かりにくい関係だけど
まあとりあえず10年ぶりくらいに会った友人なんだけど
インドに凄い興味があるらしくって
なぜか僕がインドあたりを旅行したことを知ってて
ものすごい色々と質問された
ヨガやってる知り合いがいるらしく
クンダリニー覚醒とか潜在意識とかチャクラとか
もの凄く楽しそうに話していた
本人はまだヨガを始めたわけではないらしいし
そのヨガ団体に参加してるわけでもないらしい
が、いきいきとクンダリニーについて話されると
もの凄く違和感を感じる
そしてその知人の話しだとチャクラやクンダリニーや
生命エネルギー（気、インドではプラーナと呼ぶが）が
活性化されれば、まるで全て上手くいくようになるかの
ような話しに僕には聞こえた

でも当たり前の事実として、たとえクンダリニーが覚醒しようと
チャクラが活性化しようと霊的な力に目覚めようと
それだけで自分の抱える問題の全てが劇的に良くなるわけでない
のだと思う
対人関係の問題だとかお金の問題、セックスにおける悩み・・
それらが解決するわけじゃない
むしろそこから逃避し、自分を抑圧し、無視してしまう
手段になりかねないのじゃないか
という気がする
そうなると本来、目指していた心の解放から最も
遠い世界に彷徨ってしまうんじゃないだろうか

馬鹿にする気はない
チャクラとかクンダリニーが馬鹿馬鹿しいとは僕は思わないし
存在を全く否定しようとも思わない
むしろあるんじゃないかなと思うしあって欲しいと願っている
でもそれだけで薔薇色になるわけでないことは
知っておいて欲しい
むしろ、霊的な覚者に達する道の方がそれまでよりも
はるかに困難な苦に満ちた
道を歩まざるをえないのだと思う

何気ない日常に、つまらない日々に、当たり前のことに、
大きな気づきと意味が込められてて、それを自分の力で
どれだけ拾い集められるかにかかっているのだと僕は思う
日常にどれだけフィードバックできるかに
求道的な修行は存在するのであって
修行自体が自己目的化したら、それは本当に大事なことから
遠ざかってしまう
そういう意味では彼に少しあやういなあと思ってしまう
でも一方でおもろそうやなとも思うのだけれども
怪しい団体でないならそれで結構
それが心配
クンダリニーがどうのこうの言う団体って・・・・
オウム？か？
まさか、な