きづき

2003年11月16日
瞑想修行の朝は早い
4時おき、4時半から瞑想が始まる
これには最後まで慣れることができなかった
午前中はとにかく眠い
眠くて眠くてたまらない
こんな眠いんやったら意味ないから寝させてくれ
と怒りでぷりぷりになってしまう
足の痛みをただ事ではない
でもあんまりにも痛かったら組み替えていい
特定の座法はないので比較的自由だ
僕はクッションを5枚ほど重ねて苦心してたけど
結局は最後まで足は痛かった
ちょっと痛いくらいがいい
眠気が緩和されるから

朝飯、おかゆ、オートミール、ヨーグルト
ご飯はベジタリアン食なので卵とか肉、魚は
一切ない。味噌汁なんかのだし汁もカツオ節は
入っていない。それは徹底している
だから10日間、うんちが全く匂わない
食べ物って内臓にホンマに影響するんやなって
あらためて実感した

ご飯を食べるときはご飯を食べていることに
集中しなければならない
あごの感覚、舌の感覚にきづいていないといけない
歩いている時には足の感覚にきづいていないと
いけない
シャワーを浴びているときには水が体にあたって
いる感覚に気づいていること
寝る時には横になって布団に接触している部分の
感覚に気づいていないといけない
24時間、いつだって「きづき」
五感+心の作用(思考、想像、感情・・)に
きづいてないといけない
これはとってもとっても難しい
いかなる感覚にも平静さを養わないといけない
これはなるほどなあと思う
落ち込んでいる自分にきづく
怒りに圧倒されそうになる自分にきづく
そういう効果がある
ここ最近、僕が思うのは僕の場合
なにか心の変化があるとき、例えばそわそわする、
いらいらしてコーヒーを飲みたくなる、
ちょっと怒りに圧倒されそうになる、
さみしくなって落ち込む・・・
こういう感情の変化がおきるとき、だいたいの
場合、心臓あたりが普通でなくなるのにきづく
そこでああ、平静さが大事だってなる
いっつもできるわけでないけど、今のとこ
以前に比べれば、情緒安定に繋がってると思う
ほんで僕の場合、強迫神経症みたいなとこがあって
一度、妄想が浮かぶと頭から離れなかったのが
かなり改善を見た気がする
僕の場合の思考ってのは普通の人の思考と違う
神経症の人の思考ってのはぐるぐる回転している
だけで思考なんでないと思う
混乱ってのが正しいと思う
僕の場合はそうだ
だからそれに対して「きづき」は高まった
あ、妄想してるから戻らないとってな風に
修行中の妄想は4割が両親への恨みつらみ
4割が性的なこと、2割がその他のこと
両親への憎悪と性的な妄想というか思考は
かなりつらかった
今は結構にコントロールできている
完全ではないけど以前よりはましだ

修行から帰ってきてから毎日の瞑想をしているが
呼吸に意識を集中するのが困難になってきた
鼻で呼吸して、その鼻の入口あたりの感覚に
意識を集中せねばならないんだけど、なぜか
呼吸がうまくいかない
呼吸困難になりそうになる
呼吸に集中しないとあかんと思えば思うほど
胸のあたりが苦しくなって呼吸がちゃんと
できなくなってまったく瞑想にならなくなる
なんてこった、神経症の人間はこんなことでも
悩まないといかんのか
呼吸に集中するっていう、いわば瞑想の入口で
さえ通ることできへんのかって思った
このまま続けたらパニック障害にでもなるん
やろうかなんて思ったら、自分の情けなさに
涙でそうになった
でも今日、なんとなく自分を受け入れられた
呼吸は苦しいけど、それもありのまま受け入れて
平静なこころを保てるように心を養っていく
とらわれない、人よりも時間かかるけど
一歩でも前に行けるようにちょっとづつ
ちょっとづつ努力しよう
全ての行いに意味があって、全てのことに
きづきがある
そう思ってなんとか生きてみよう

以前の僕なら自分を型にはめて神経症だから
とか親のせいでって全てを外に向けてきた
でも、今は何とかそんな自分でも自分と
うまくやっていこうってちょっと思う


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