免許証の受取りに行ったついでに
暇なので裁判所に行ってみた
はじめての裁判所
地裁で3件の刑事事件を傍聴する

一件目 殺人および死体遺棄
二件目 殺人未遂および銃刀法違反
三件目 強制わいせつ致傷および窃盗

思ってたより淡々としている
被告人に質問する言葉も
分かり易いし検事もドラマみたいな
突っ込みはやらんかった
裁判官は3人の合議制で
裁判長以外は結構若い人達だった
書記のおねえさんがひたすらタイピング
あれは腱鞘炎まちがいなしやな

傍聴席にはほとんど人がいない
一件目は被告の親族数名と
眠そうな新聞記者が一人と僕
二件目は僕だけただ一人
三件目は証人として出廷した
被告人の嫁さんと嫁の母
そして僕
要するに2件は実質的に傍聴は僕だけでした
まあ寂しい限り


一件目は強烈な話すぎてさすがにマジ?
って感じでした
知人のやーさんが殺して、ドラム缶に死体を・・
被告人は前科もなく、やくざでないみたいで
弁護人の尋問では事件に巻き込まれた
とのことですが、その場にいて
ドラム缶の用意をしたのは被告人
20万円受け取ったとのこと
被告はこのお金が口止め料だとは
言わなかったけどそうやろうなあって思った
うう、ドラマか映画の世界やわ
こんなんホンマにあるねんな
滋賀県内の話やのに知らんかった
目の前のおっちゃんがそんなこと
したんやって思っても全然に現実感が
湧いてこない
これで後2回くらい審理したら
刑期が決まるんやなって
でも巻き込まれたってのはあるかな
なんて思った
やくざは被告の実家も家族もみな知ってる
らしくって怖くて何もできなかった
警察に通報したり、途中で抜け出したり
できなかったって涙ながらに言ってた
そこだけ聞くとそれもそうやろうな
なんて思う
やくざに逆らうなんてできへんわな
被告人の家族も傍聴して被告を
見てたしなあ
嘘やと思えへんかったんやけどなあ
でも検察の尋問をその後聞くと
なるほど全部を肯定できへんなあ
なんて風にも思った
むずかしい
所詮に僕は単なるひやかし

刑期は何年になるんやろ
こんなんで決まるんやなあ
なんだかなあ

三件目は被告人が中高生にスタンガン当てて
悪戯しようとしたって性犯罪
4件も起こしてたらしい
聞いててむかっと来たけど
幸い?女の子達はスタンガンで火傷を
負った程度ですんで、手はつけられなかった
それを聞いてちょっとホッとした
でもなかには小学生の女の子もいたんよ
こら絶対にトラウマなるで
被告人は1歳と3歳の子を持つ親
嫁さんは証言でやさしい人でしたって
涙ながらに証言してたけど
どうかな?って思った
離婚せずに家族で出直す
嫁さんも被告も言ってた

とりあえずどの被告人も反省と謝罪、
涙を見せてた
初めて傍聴した僕にはそうなんやろうな
て思うものもあったけど
裁判官にしてみたら毎回のことなんやろうな
検察も弁護士も彼らにしてみたら
何百件も受け持つうちの一件

2件目と3件目の裁判長と弁護士は
全く同じ人でびっくりした
忙しいねんな

次回の裁判はいついつでって
歯医者の予約みたいにしゃべってた

どうもよくわからん世界だった

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