2006年人類滅亡？

先日、某TV局の番組の中で「聖書の暗号」なる企画が放映されていた。この聖書の暗号っていうのは数年前に出版されて、一時期ブームになっていたもので、何を今さらと思いつつ、そういうオカルトチックなことが大好きな私は結局最後まで見てしまった。どうも2006年に核戦争が勃発し人類は滅亡の危機に立たされるとのことだ。

はて困った。後3年しかない。3年間死ぬほど働いて金貯めて、どこか信州あたりの山奥に土地を買い、核シェルターでも作ろうかと考える。一人だと寂しいから、嫁さんも探さねばならない。自活できるように家畜や作物の種、農耕器具、医薬品、ありとあらゆる物を揃えねばならない。まさに現代版ノアの箱舟である。

しかしここで一つ大きな疑問が残る。それは2006年の何月何日に始まるのかということである。一日でも予定が狂うと困るのである。親への挨拶に始まり、会社への退職願い（その頃までにはヒッキー脱出してるはず）も出さねばならないし、友人と今生最後の酒杯をかわすことも必要だ。これらは全てタイミングがキーポイント。早すぎるとどこか盛り上りに欠けるし、間近すぎても、刹那のひと時を心ゆくまで味わうことができない。

困るのである、一日でもづれてもらうと。アルマゲドンばりXデーに向かって自己最高最後のマックスハイテンションにパワーアップしようにも、ちょいとでも予定が狂うと、テンション中途半端、どこか煮え切らない、かゆーい最後を迎えてしまう。
そんなちゅーとはんぱなまま、あの世に行くなんて絶対に許せません。

2006年核戦争が起こることまで分かっていて、なぜ日付くらいのものをわからないのか？一番大事な物が欠けておる！そういう予言は本当に困るのである。
早く正確な日付を教えてもらわないと、安心して寝床につけないなあ、と日々困惑する今日この頃であった。